こんにちは。
スモールジムグランダ武蔵野弐番館代表トレーナーの佐藤です。
さて、ロコモティブシンドロームをご存知ですか?
よく「ロコモ」と呼ばれていますね。
ロコモティブシンドロームは、筋肉や神経、関節などの運動器が低下した結果、立つ・歩くなどの移動機能、日常生活動作に支障を来たし、要介護リスクが高い、または要介護状態になってしまうことです。
ロコモティブシンドロームは健康寿命と相関しております。
ピンピンコロリで人生を終えるにはロコモを予防し、健康寿命と平均寿命の乖離を無くすことは避けて通れません。
その為に必要な予防は何でしょう?
「運動」と答えた方、正解です。でも、満点な答えではありません。
【運動・食事・睡眠・メンタルケア】の4つを包括的に実行することです。
食事だけ気をつけても予防は難しいです。
まず人の身体は動くことが前提に作られており、
感覚センサー・脳・神経・筋肉が連動し合って、カラダが動きます。
日常が便利になればなるほど、意識してカラダを動かさなければ、どんどん運動器は衰えます。
それは言い方を変えれば、脳に与える良好な刺激が少なくなりますので、脳機能の低下に繋がります。
脳機能は認知機能だけではありません。
自律神経の司令元であり、ホルモンや免疫機能の調節、カラダを動かす際の予測など多くに関わります。
現状の異常な天候急変や寒暖差などの環境に順応できるか否かも脳が関わります。
だからまずは意識してカラダを動かしていくこと、言い方を変えるとカラダにある感覚センサーを沢山刺激することです。
感覚センサーは神経を通して、脳へ送られ、脳で情報をまとめて、カラダにどんなアクションを起こすかを指示、実行させます。
そこで実行した結果を再び感覚センサーを通して、再び読み込むことを繰り返します。
これらは運動はもちろんですが、お風呂に浸かることも、ゆっくり噛んで食べることも同様にたくさんのセンサーを働かせて運動器を働かせます。
栄養面を加えれば、神経を介して伝える情報に関わるのは油です。
それによって、スムーズな情報を脳に送り届けたり、また脳のコンディションを保つことにも繋がります。
だからこそ、魚の油などのオメガ3系の油などを意識的に摂ることに加えて、調理油やトランス脂肪酸の摂りすぎには注意が必要です。
カラダをどんどん動かすこと、感覚センサーを働かせること、これらを通じてロコモを予防し、いつまでも自分の力で日常生活動作を保持して、やりたいことができる状態を保ちたいですね。
本日は長めのブログになりましたが、お読みいただき有難うございます。